"
「前の世代の若い子たちが、ファッションの文化的な背景を忘れて、次から次へと移り変わる流行に飛び乗って消費していった。今の世代は、そういう自分を失くした先輩たちの恥ずかしい状況をクールに見ていたと思うんですよ。ああいう風にはなりたくないなと(笑)。そういう文脈で考えると、何も色のついていないプレーンなものを選ぶのはわかる気がする。必ずしもみんなと同じでいようってことではないんじゃないかな。プレーンであることが、大人たちから決めつけられない方法なんです。ファッションに無関心というのが、大人に取り込まれない一番の方法論なのかなって気はするんですよね。こういう無関心は全体的なもので、雑誌が売れないとよく言うけれど、当たり前ですよ。若い世代向けの雑誌だって、40代、50代の編集長や営業の人間が分かるものしか作っていない。僕は常々言っているけど、日本は『オジサン社会』ですよ。現場を知らないオジサンたちが仕切る。だからオジサンたちが分かるようにしか作られない。マスメディアが伝えた時点で実態とは違ったものに作り変えられている。こうして表面的な現象だけが消費されていく。だからユースカルチャーが本質的に根付いていかないんです」"
原宿よ、消費主義に食われるな! | nippon.com